「称名寺薪能(しょうみょうじたきぎのう)」は、金沢区制50周年を記念した催しとして始まり、今回で29回目を迎えます。
神奈川県横浜市金沢区の称名寺境内にて、主に春(4月下旬〜5月上旬)に開催される恒例の薪能です。国指定史跡の境内、阿字池近くに特設舞台を設け、篝火(かがりび)の明かりの中で能や狂言が披露され、幽玄な雰囲気を楽しめます。
称名寺薪能の特徴と詳細
- 場所: 横浜市金沢区の「称名寺」境内特設能舞台。
- 特徴: 鎌倉時代から続く歴史的な雰囲気を持つ空間で、夕暮れ時から篝火に照らされた能や狂言を鑑賞する野外イベント。
- 時期: 通常4月下旬~5月下旬(2026年は5月3日に開催予定)。
- 内容: 著名な能楽師(櫻間右陣師など)や狂言師(野村萬斎師など)による、本格的な能・狂言の上演。
- 背景: 称名寺は北条実時が創建した金沢北条氏の菩提寺であり、浄土式庭園が残る場所。
称名寺薪能は金沢区の春の風物詩として人気で、チケットは前売り制で早めに完売することもあるので、興味があれば公式サイト(櫻間會や横浜市金沢区のページ)をチェックするのがおすすめです。
今回の能の演目は 「大会(だいえ)」。
自分を救ってくれた僧の望みを叶える、という天狗は偽の釈迦説法(しゃかせっぽう)の大会を出現させます。帝釈天は僧の信心を惑わせたと天狗を懲らしめます。

狂言は「寝音曲(ねおんぎょく)」。主人に謡を頼まれた太郎冠者は、「酒と膝枕がないと声が出ない」と言って主人をからかう。主人は酒を振る舞い、自ら膝枕をして謡わせようとするが・・・
演目・出演者
能 「大会(だいえ)」
櫻間右陣(さくらまうじん)師
(シテ方金春(こんぱる)流、重要無形文化財総合指定保持者)ほか
狂言 「寝音曲(ねおんぎょく)」
野村萬斎(のむらまんさい)師
(狂言方和泉流、重要無形文化財総合指定保持者)ほか
開催概要
日時
令和8年5月3日(祝・日) 17 時開演(16 時開場)
会場
称名寺境内特設能舞台(金沢町212-1)
※雨天時は金沢公会堂にて2部制で開催
主催:称名寺薪能実行委員会、共催:金沢区役所
【称名寺薪能について】
金沢区内を舞台とする能の演目「六浦」「放下僧」をきっかけとし、称名寺薪能実行委員会と金沢区の共催により開催されてきました。本催しは、区民を中心とした実行委員会やボランティアによって運営されており、称名寺の自然豊かな境内に設けられた特設舞台で、能や狂言を鑑賞できる貴重な機会として、多くの区民に親しまれています。
称名寺薪能では、地域とのつながりを大切にしています。区内の子どもたちが公募により参加し、能の一部を謡う「連吟(れんぎん)」を舞台で披露します。また、地域に根差した伝統芸能の一環として、金沢木遣囃子保存会による木遣の披露も行われます。古くから地域で活動してきた保存会による木遣は、薪能の雰囲気を一層引き立てます。伝統芸能を身近に感じられる場として、また次世代への継承の場として、今後も多くの方々に親しまれることを願っています。
【チケット情報】
• 全席指定:SS 席 11,000 円、S 席 8,500 円、A 席 7,500 円
• 販売開始:令和8年1 月16 日(金)10 時~ カンフェティHPにて
https://www.confetti-web.com/events/11163
• 当日券:14時より称名寺仁王門横にて販売予定(雨天会場開催時は販売なし)
(情報提供:横浜市)
(編集:「寺イク?」編集部)
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